最近、僕の友人が頸頚腕症候群で苦しんでぼくに助けを求めてきました。
首の問題で悩んでいる人は本当に多いですね。
でも、ユーチューブの動画で専門家がメンテナンスで出している動画は『ストレッチ』とか『ヨガ』などの運動療法ばかりです。
果たして首の慢性的な神経痛にこれらの運動療法は効くのでしょうか?
答えは『効きません!』です。
そもそも神経にダメージがある状態でストレッチとか、、、、頭おかしいんじゃない?って感じですね。
この記事では、友人のように実際に頸椎ヘルニアからの痛みで首から腕までしびれが来ている人でも自宅で行える自己整体法を紹介します。
Contents
首の慢性的な痛みを治すにはどうすればいいのか
頸頚腕症候群とは、頸椎のヘルニアなどが原因で飛び出した椎間板が脊髄から腕に向かう神経をピンチして神経そのものがダメージして起こります。
こうなったら、首を動かしたり腕を動かすたびにビリっと激痛が走ることもあるのです。
もし、首周りの構造的なバランスが崩れたままであれば、神経痛は慢性化してしまい神経障害性疼痛という慢性痛の状態に移行することがあります。
神経に炎症が起きている急性症状はすでに無くなったりにもかかわらず痛みがハンパないのです。
脳が痛みに敏感になりすぎて弱い刺激でも『脳が発火して』強い痛みとして捉える状態が起こるらしいのです。
2~3か月首から腕にかけての神経痛に悩まされている人は、この状態を疑った方が良いかもしれません。
それでは、どうすればこんなヘンテコな状態から抜け出せるかと言うと、ずばり「負担のかかっている神経を緩める」メソッドが有効です。
叩いたり、揉んだり、温熱刺激をしたりしても、心地よい程度の刺激であれば、有効かもしれませんが、頭がほんの小さな刺激でも発火してしまう状態では、成功率は低いと言わざるを得ません。
魂整体からだ編で使っているメソッドとは
ここで使っているメソッドは操体法やその源流となっている正体術といった自分のからだの声を聞いて辛くない方向に自分で誘導しながら動かすことで体のバランスを取っていくメソッドです。
首はその柔軟性を保つために、幾層にもわたって小さな弱い筋肉が付着しています。
やっかいなのはからだの末端に一番重い頭蓋骨を支えている部分なので首は日常生活で最もダメージを受けやすい部分でもあるのです。
魂整体からだ編で使っているメソッドは、無痛で自分のからだの声に従って動きを誘導するだけですが、脳神経はバランスが取れて負担のかかっていた神経の回路がキャンセルされて緩んでいくことが確認されています。
実際の操法
1、魂スペシャル
この魂スペシャルは、骨盤部の歪みから上半身の背中・肩・首の歪みバランスを整える万能操法です。
頸椎の歪みは、まず体の中心である骨盤から来ているので全体のバランスを整える操法が必要になります。
2、片手突き上げ
この片手突き上げは、上半身特に肋骨部の前後方向の捻りバランスを整えます。
3、両手捻り
この両手捻りは、上半身特に肋骨部の左右方向の側屈バランスを整えます。
正体術
他の操法でからだの歪みを整えてから、その状態を維持させるために活用します。
昔は男性用・女性用がありましたが、現在では痛みなどの状況に応じて使い分ける必要があります。
まとめ
この記事では、からだからのアプローチで慢性的な神経痛への対処法を解説しました。
首周りの筋肉を緩めるには、肩・胸郭・背中・骨盤のゆがみをバランスを取るのが絶対必要です。
なぜなら、90%の慢性的な首痛は体幹の歪みが首に悪影響を及ぼしていると考えられるからです。
これでなんとかなる人はそれで良いのですが、中にはまったく自己整体法が効かなかったり、効いてもまた症状がすぐ戻ってしまったり、動診(検査)でからだからの声が聴こえずに自己整体ができなかったりする人がいます。
神経障害性疼痛のように慢性化した痛みは、ストレスなどのこころの問題と深く結びついていることが多いのです。
詳しくは、下の症状別魂整体こころ編の記事を見ていただきたいのですが、からだだけのアプローチではなくこころからのアプローチもしなければ、このような慢性的な神経症状は治らないと考えたのがこのメソッドを開発した理由です。
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