「はい、もうちょっと笑って!適当にはしゃいでみて」「あんまり固くならずにいい加減、肩の力を抜いて!」
僕は齢(よわい)59歳にして、はじめてメイキャップをしてプロのカメラマンに写真を撮ってもらいました。
彼の名をチェさん、韓国の方です。
撮影後のよもやま話で彼が「1週間くらい缶詰めで朝から晩までドップリ仕事してみたい!」と話してくれたのがとても印象的だったので、ちょっとテーマの意味について深堀をしてみました。
プロカメラマンとして30代半ばの彼の悲願は、自分の好きな仕事の予定でスケジュールを埋め尽くすこと。
そして自分が納得するまで寝る時間を削ってでも、仕事をとことんやることでした。
撮影中、彼は「適当に」とか「いい加減に」とか言葉巧みに励ましながら、慣れない撮影でカチカチになった僕ら被写体の緊張をほぐすのに大わらわです。
実は、これらの言葉の意味はとても深いのです。なまじ適当とかいい加減に僕が解説できるレベルではないのですが、参考までにちょっと考察してみました。
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本来の意味は正反対
チェさんのように30代半ばとまだ若い場合、ガムシャラに頑張ってあちこちぶつかりながら体験を重ねることは確実に人生の肥やしになります(撮ってもらった写真は素晴らしいものなので念のため)。
最初から上手く行かなかった経験こそ、その人のゆるぎない人生の羅針盤を作る基礎となるからです。
そして、そのからだで覚えた感覚は判断に迷った時に必ず役に立つでしょう。
ちなみに僕が考えるテーマの意味です(あくまで私見ですのであしからず)。
- 適当に……正に適切にピンポイントで当たるように
- いい加減……加えたり減らしたりしてみてその状態が一番良いと思われるように
そうなんですよね。結構、ピンポイントとかドンピシャという意味が奥底に隠れていることに気がつきましたか?
これって、いろいろ行動して試行錯誤の結果、最終的に到達する比類なき一点!という隠喩だと思いませんか。
比類なき一点
要するに、結果を知りたければまずともかく行動して、その結果を分析して工夫を重ねながら行動するという繰り返しが人生には必要だと言っているわけですね!ハイ。
もう一つ言うと、そのプロセスを楽しむくらいの余裕がないと最終地点にはとても到達できません。
その比類なき一点を掴むためには、夥しい数の試行錯誤が必要ですし、それを面倒だとか、地味だとか、つまんないとか言って止めてしまえば、感動のフィナーレは訪れないわけです。
お金をもらわなくてもやれる仕事を選べ
チェさんの死ぬほど仕事をしてみたいという心からの叫びは、僕の中の消えかかったチャレンジ精神を呼び起こすのに十分でした。
ありがとうございます!
ただこのチェさんの言葉は起業家さんや会社の社長さんなどに対してなんでもかんでもガムシャラに頑張ったり、ボロボロになって努力したりすることが良いと言っているわけではありません。
前提として、やるんだったらお金をもらわなくてもこの仕事を好きでやれるかという視点がどうしても必要です。
でないと、からだが壊れます。
生理的トラブルとは
好きでやっている限りは、よほどのことがない限りからだは持ちますが、嫌いなことを努力して頑張ってしまうと本当の自分(魂)の声から外れているので「それは違うよ」というサインがからだを壊すという結果につながります。
これを「生理的トラブル」と呼んでもよいでしょう。
ある人は、腰を痛める
ある人は、動悸、息切れ、めまい(どっかで聞いたような、、)がする
ある人は、アレルギー症状がひどくなる
ある人は、喘息がひどくなる
ある人は、血糖値が高くなる
数えるときりがありませんが、要するに世間一般で医師につけられる病名の大半は、自分が嫌いなことをしているサインだと思ってもらってよいと思います。
好きなことを寝る間を惜しんでやっても、一食くらい抜いても平気なのはすでに皆さんもご存知でしょう。
魂のサインに気づくためには
それは、「魂」が後押ししてくれるせいでからだはなんとか持つんですよね。
「魂」がドンピシャで「これ以上は、やってはいけない」「ここまでは大丈夫」と直感で知らせてくれるようになったらしめたものです。
間違っても、生活習慣病とか成人病と呼ばれる病気には絶対ならないので。
経営者として一番失格なのは、自分の健康管理ができずに倒れたりして、家族や会社の従業員を路頭に迷わせることなのではないでしょうか?
もし、そのことに気づいてなんとかからだとこころを健康にしたいと考えている人には朗報があります。
興味がある方はLINE@に登録していただければ、詳細をお伝えすることができます。
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