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ある小売店長の悩み
オーナーから、福利厚生以外の全責任を託されて、資金もある程度自由に使える立場のある小売店長の悩みです。
3人の連名で出た改善計画
明らかに程度の低い業務改善案が部下から上がってきました。
それも3人連名。
新たに新店舗の回転を1ヶ月後に控えバタバタしている時に、いわくつきの部下が中心になって出てきた業務改善案に首をかしげるのはしょうがないだろう。
「いわく」とは、2年間スポンサーをすることで彼のカナダ永住権申請の条件を満たしてあげるということです。
スポンサーをするには、政府既定の賃金を払う必要があるのですが、明らかに彼はその要件を満たしておらず、スポンサーをするベネフィットがありませんでした。
そこで、政府既定の賃金については、残業代として働くことを雇用条件として出して彼もそれを了承していたわけです。
ところが、彼はまったくその期待に沿うだけの仕事をしてくれていないとこれまでの経過から店長は判断していました。
3人の部下からの連名での改善計画はある程度の真剣さはあり、嬉しかったのですが、計画書の作り方からしていかにも素人っぽく、店長が今まで何度も乗り越えてきた内容で、特筆すべき点はありませんでした。
思った通り応えてくれない部下にイラつく
何度か、その部下とのやり取りを通して自分の権利だけを主張する個性にイラっと来ていたことは事実です。
自分とある意味正反対のものの考え方
✔部下の彼は自分を一番に考えて義務よりも権利を強引に主張する
✔店長は、自分よりも周りとの和や繋がりを大事にする
今や、彼のやることなすことが気に要らないので、自分が彼を雇用したにも関わらず、彼との関係を早く切りたい!と思っています。
しかし、新店舗開店前の人手不足の中でなかなか彼を解雇するわけにもいかないので、彼が永住権を取れる規定の期日まで雇用すると割り切るしかないのかと暗澹たる気がしていた。
魂リーディングの実際!
悩んでいる原因
彼が、明らかに業務上、必要なスキルを教えようとする自分の意見を聞き入れず、好き勝手することが許せないと思い込んでいる。
店長は自分が正しくて相手が間違っているとはっきり自覚できているので、、経営者として彼に仕事を止めてもらうこともできる。
しかし、彼が抜けることによる業務の滞りや彼を雇った責任を考えると新店舗準備の現段階ではそれもできない。(止めさせることは自分の無能さを認めることに繋がる)
しかし、彼に対する許せないとの思いは、わだかまりとなって残ってしまう。
本当はどうあるべきか(魂の声)
まず、ジャッジを止めること。自分が正しくて相手が間違っていると思っているということは、相手も同じことを考えているので。
そこをそのまま突き詰めると、国同士であれば力と力のせめぎ合いである戦争になってしまう。
まず、自分の気持ちを正直に相手に伝えることが最も重要。
経営者として相手を尊敬、尊重、感謝と理解の想いを持って相手の魂の成長を願って話すことが重要です。
ポイントは
✔自分が彼の将来性を買ってスポンサーを引き受けたこと
✔もちろん、個人の権利も大事だが今大切なのは新規オープンする店を成功に導く体制をどう作るか
✔それが、ここで働く従業員の権利を守る原点になること
など。
店長が話したときに、相手の感情が揺れること(ムッとする)は、魂からのサインが届いているので良い兆候です。
後は、相手がどう受け取って、どう判断するかは相手の魂との成長の問題なので、ほっておく。
どんなリアクションがあろうと、相手が選んだことは受け入れること。
自分は、相手の魂の成長を願って『愛』と『感謝』の気持ちで自分の本音を話せばよいだけ。
そうしていると将来は?
もし、魂の声を受け入れて行動に落とし込むと、一旦は彼との間でゴタツクことはあるかもしれないが、最終的には、彼はしっかりと自分のことを見据えて話してもらったことに感謝している。
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